大切な友達や家族・親戚の結婚式に呼ばれたら嬉しいですよね。しかし、「どんな服装が正解?」「自分の立場だと、どんな服装で行くべき?」など、疑問に思うこともあるでしょう。女性ゲストだけでなく、男性ゲストも結婚式に出席するうえで気をつけたいポイントがあるんです。
そこでこの記事では、男性ゲストが避けるべき服装の種類や、おすすめの組み合わせについて解説します。結婚式で恥ずかしい思いをしないためにも、事前にマナーをしっかり学んで出席してくださいね。
絶対NG?!空気を読まないこのカラー組み合わせは✖️
新郎新婦とまるがぶり!【白×白】スーツ
今回の結婚式の主役はあくまで新郎・新婦のお2人。そのため、ウェディングドレスやタキシードをイメージさせるような色のスーツはNGなので気をつけましょう。
白はもちろん、明るいグレーなどのスーツも避けた方が無難です。ポイントは、新郎新婦の衣装カラーに被らないこと。主役の2人を引き立てるような、ブラックかダークカラーのスーツが無難です。
おめでたい席なのに?!まるでお葬式な【黒×黒】スーツ
新郎・新婦を引き立てるようにとブラック1色のコーデもNGコーデの1つ。とくに黒スーツ・黒ネクタイ・黒ベストの組み合わせは、まるでお葬式になってしまいます。
結婚式はおめでたい席なので、全体が暗くならないようにコーディネートするのもポイント。黒スーツを選ぶならネクタイやハンカチーフなどで華やかさをプラスすると良いですよ!ベストをグレーなどの明るく引き締まる色合いを選ぶのもいいですね◎
誰が主役?!【悪目立ちカラー】スーツ
おめでたい席だからと、誰よりも目立つ派手なカラーも避けましょう。赤・緑・黄色など原色を使った色は悪目立ちしてしまう原因にも。新郎よりも目立ってしまうような、派手な柄が入った服装は避けた方が無難です。
また殺傷をイメージさせるヒョウ柄などのアニマルデザインもお祝いの席にはふさわしくありません。バッグなどの小物や靴も本革を使用したものを使うのも避けましょう。
【結婚式での立場別】服装マナーとは?
新郎新婦の父親なら昼はモーニングコート・夜は燕尾服などの「正礼装」
ウエストから裾にかけて、斜めに大きくカットされたジャケットデザインが特徴のモーニングコートは、結婚式で新郎新婦の父親が着る服装です。モーニングコートは、最も格式のある昼の正礼服でグレーの縦縞のスラックスと組み合わせます。
また披露宴やパーティーが夜の場合は、燕尾服が正解。裾が燕の尾のようなデザインになっているのが特徴で、日本で執り行われる国際行事や晩餐会で着用される正礼装の1つです。
モーニングコートと燕尾服の違いは、デザインよりも着用する時間帯に違いがあります。招待状を確認して、披露宴やパーティーが昼間か夜間かによって服装を決めましょう。
主賓や兄弟・親族として出席するならディレクターズスーツなどの「準礼装」
結婚式に出席するときの自分の立場が、主賓や上司であればディレクターズスーツを選びましょう。昼の準礼装と呼ばれる服装で、黒ジャケットにブラック×グレーの縦縞デザインのスラックスを合わせたものが基本です。
一般ゲストとして招待されたならブラックスーツなどの「略礼装」でOK!
主賓から一般ゲストまで幅広く着用できるのがブラックスーツです。ビジネススーツとはデザインが異なり、昼夜問わず着用できます。
ブラックスーツは、冠婚葬祭のどのシーンでも着用できますが、結婚式に出席する場合は華やかさをプラスするのがポイント。ポケットチーフなどでお祝いの席を意識してコーディネートしてみましょう。
結婚式用スーツの選び方
ここからは、結婚式に呼ばれたとき用のスーツを選ぶポイントをいくつかご紹介します。シーンに合わせて選ぶだけでなく、ほかの出席者との違いを見せつけるおしゃれなスーツの選び方についても解説するので、参考にしてください。
スーツのスタイルで選ぶ
世界標準公式マナーに沿ったスタイルなら「クラシックスタイル」がおすすめ
結婚式に参列する出席者のなかでも、大人の印象を与えるのがクラシックスタイルの特徴です。ヨーロッパの伝統的なスタイルのなかに現代風のアレンジを加えたコーディネートで、大人の男性らしさを演出します。
クラシックスタイルに仕上げるなら上質なウール生地がおすすめ。濃く深い色合いは、暗い場所ではブラックに見えますが光が当たると上質な光沢が引き出されます。
ジャケットはシングル・ダブルから選べますが、体格をスッキリ見せるならシングルを。貫禄や品の良い大人の余裕を演出するならダブルがおすすめです。ベストをプラスすると、よりフォーマル感がアップして高級感が引き立ちますよ。
挙式から披露宴までどんなシーンにもマッチする「モダンスタイル」
英国紳士のような印象に仕上げたいなら、モダンスタイルがおすすめです。モダンスタイルには、イギリスベースの「モダンブリティッシュ」とイタリアベースの「モダンクラシック」の2種類があります。
モダンブリティッシュは、少し厚めの肩パッドを使用した全体的にかっちりとしたスタイル。直線的でスタイルよく見えます。誰が着てもクセがなくスタイル良く着こなせるので、スーツに慣れていない初心者にもおすすめですよ。
イタリアベースのモダンクラシックは、全体的に柔らかく軽い印象です。肩パッドは薄いものを使用しているので、ショルダー部分もスッキリしています。Vゾーンは少し深くなる見え方になっているため、ベストと合わせるとおしゃれですよ。人と差別化したい方や、おしゃれにスーツを着こなしたい方におすすめです。
二次会・披露宴・パーティーなど華やかなシーンに合う「パーティースタイル」
結婚式の招待状に「平服でお越しください」との文言があれば、ドレスシャツやおしゃれなネクタイを組み合わせると良いでしょう。蝶ネクタイをプラスしたり、ウィングカラーのドレスシャツなどおしゃれな遊び心を取り入れるのもいいかもしれません。華やかな印象で、パーティー気分をアップさせられますよ。
招待状に平服でと記載があれば「ダークスーツ」もチェック
ダークスーツとは、濃紺・黒・チャコールグレーなど暗めのカラースーツのことです。単色のものから光に当たると違いがわかる織柄のものまで種類があります。例えビジネスシーンで使用するスーツも、デザインによってはフォーマルな雰囲気を演出できるのもあり併用する方も少なくありません。
普段使っているダークスーツにドレスシャツやハンカチーフなどをプラスすれば、ビジネススタイルとは違った雰囲気に仕上がるのでおすすめですよ。
結婚式ではドレスシャツが正解!おしゃれな「ウィングカラー」がおすすめ
スーツに合わせるドレスシャツも結婚式では意識したいポイント。ブラック・ダークスーツともに、合わせるシャツはホワイトがおすすめ。セミワイドの一般型の襟型を選べば、無難なコーデに仕上がります。カジュアルな式ならパステルカラーのシャツを合わせるのもおすすめ。ドレッシーな装いに仕上がるウィングカラーもいいですね。
ネクタイ?蝶ネクタイ?コーディネートに合わせて選ぶのもポイント!
お祝いの場でネクタイは必須!光沢のあるシルバーやホワイトのネクタイは、高級感があるので1本持っておくといいですよ。また同じくシルク素材で、繊細な織り方かつ華やかなカラーは結婚式にピッタリ!また濃いめのダークスーツに合わせた蝶ネクタイも洗練された装いになりおしゃれ度をアップさせます。
小物アイテムや靴の選び方
よりフォーマルでおしゃれな印象になるベスト付きもおすすめ!
よりフォーマルな印象になるベストは高級感がアップし、たとえカジュアルな結婚式でも華やかさをプラスするのでおすすめです。スーツを購入するときにセットに入っているものもあるほど、スーツの着用時には必須アイテムと言えます。
スーツと同じカラーで合わせるのもいいですし、グレーバストで引き締めるのも◎いつものスーツスタイルがより一層おしゃれに映えますよ。
ポケットチーフやカフスなどの小物にもこだわろう!
華やかさをよりアップさせるポケットチーフは、結婚式のスタイルをより印象的に見せるのに欠かせないアイテム。ポケットチーフがあるだけで、顔周りが華やかになりお祝いムードがアップします。カラーは、シルクホワイトやシルバー、麻素材のホワイトカラーがおすすめです。
ドットやペイズリー柄などと合わせるのもおしゃれ度がアップしますよ。ネクタイと合わせてコーディネートするのもいいですね。また夫婦・カップル同伴で出席するなら、パートナーのドレスカラーと合わせるとワンランク上のカップルコーデが完成します。
革靴のなかでフォーマル度の高い「ストレートチップ」はおしゃれ
見落としてしまいがちですが、意外とTPOを左右するのが革靴のポイント。革靴のつま先に、1本の直線が入ったデザインのものをストレートチップと言います。ビジネスシーンから冠婚葬祭まで幅広く使えるタイプで、男性の革靴のなかで最もフォーマルなものとされています。
6cmの厚みが、世界を変える。【ADELO】まとめ
マナーやしきたりが多い結婚式の服装マナーについて解説しました。結婚式当日に慌てないためにも、事前に結婚式用の服装をチェックしておきましょう。また頻繁にあるわけでない結婚式のために、レンタルするのもおすすめ。ぜひ、購入・レンタルの両方のオプションを考えてみてくださいね。