背中が痒くてたまらない!かきたいけど手が届かなくてもどかしい!そんな痒みがどんどんストレスになっていきますよね。とくに就寝中に痒くなるとなかなか眠れず、寝不足やストレスを引き起こす要因にもなります。
今感じている背中の痒みを和らげる方法は?すぐにできる方法や、おすすめの対処法を紹介します。背中が痒くなる原因や背中を掻いてはいけない理由についても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ストレスでさらに悪化!背中が痒い6つの原因
背中ニキビと一概に言っても、その原因はさまざま。ニキビはもともと、皮脂や汚れが毛穴に溜まることで、菌が発生して炎症化することで生じます。
しかも、体にできるニキビは普段の生活が原因で発症することもあります。炎症が悪化する原因にもなる紫外線や、雑菌が増える汗は背中ニキビの大敵!ストレスによる暴飲暴食もホルモンバランスが崩れて皮脂分泌が増えるなど、ニキビができる原因になります。
また背中ニキビの原因として多いのが背中のゴシゴシ洗いによる皮膚の傷つきです。小さな傷から菌や汚れが入り込んでしまうため注意が必要です。
またロングヘアの方は、泡のすすぎ残しも菌が繁殖する原因になるため、シャンプーやトリートメントなどが背中に残らないよう注意しましょう。
かいちゃダメ!痒いけど背中を掻いてはダメな理由とは
痒いときに背中をかくと、一時的には気持ちが落ち着きますが痒みが再発してさらにひどくなることも。実は背中を掻いてしまうと、皮膚を傷つけ炎症を起こし、さらに痒みを悪化させる原因になってしまうんです。
なぜ痒みが起こるのか?その原因は痒みを引き起こすヒスタミンが神経に作用してしまうから。ヒスタミンは、皮膚表面に外部からの刺激が生じることで分泌されます。
つまり背中をかくことで皮膚表面に刺激を与え、ヒスタミンが分泌されることで痒みが生じる…そう、それは痒みの悪循環を生じさせるのです。
また掻きむしることで、皮膚が傷つくと黒ずみや患部が黒ずんでしまう原因にも。痒みがひどくなるだけではなく、跡にもなるため、我慢して掻かないのが得策です。
今すぐ痒みを抑える方法7つ
背中を冷やす
夜布団に入ると痒みが強くなった経験はありませんか?実は、皮膚の温度が上がると痒みを感じやすくなるんです。そのため、肌が痒いときは冷やすのがおすすめ!
皮膚の温度が下がると神経の興奮がおさまって痒みが軽減します。冷たいおしぼりや保冷剤をハンカチなどに包んで患部に当てるのがおすすめです。冷やしすぎには注意して優しく患部を冷やしましょう。
保湿する
背中も顔と同じようにしっかり保湿しましょう。痒みを引き起こさないためには肌のバリア機能を高めることが大切!入浴後、なるべく早く保湿剤を塗布しましょう。
背中は手が届きにくいので、とろみのあるローションや乳液タイプなどがおすすめ。背中専用のスプレータイプの保湿剤もありますよ。ECサイトには背中にも手が届く便利なアイテムあります。背中も忘れずにしっかり保湿してくださいね。
市販薬を患部に塗る
保湿ケアをしても症状が良くならないなら、かゆみ止め成分が配合された市販薬を使用しましょう。
自分の症状に合わせた市販薬を選ぶことが大切。自分の背中の症状を見極めて、どの成分が配合されたものが良いのかを検討してくださいね。
自分でわからなければ薬剤師へ相談するのもおすすめ。それぞれの症状に適した市販薬を選ぶ手助けをしてくれますよ。
抗ヒスタミン剤を飲む
背中ニキビに痒みが伴うなら、抗ヒスタミンが配合されたものを使用しましょう。飲み薬で内側から痒みを沈めるものと、患部に塗って炎症を和らげて痒みを抑えるものがあります。
抗ヒスタミンと成分名がない場合は、「ジフェンヒドラミン塩酸塩」と記載がないかも確認しましょう。抗ヒスタミン薬の成分で、皮膚症状を抑える効果を期待できます。
水分補給をする
体内の水分が不足すると、体が乾燥して外部刺激を受けやすくなります。外部刺激は痒み成分であるヒスタミンを分泌する要因になるため、こまめに水分をとるのは大切です。
一気に水を飲むのではなく。こまめに水分を取ることが大切。喉が渇いていなくても定期的に水分を取ることを心がけましょう。
静電気が発生しにくい衣服を着る
背中は、衣服に触れる面積が広く肌摩擦によって肌に傷がつく恐れもあります。保湿性のある綿素材や、肌に優しい素材の下着を身につけるなど気をつけましょう。
また静電気を発生しやすい化学繊維は、肌の刺激になることも。背中の痒みが気になるなら、衣服や下着を見直してくださいね。
部屋の湿度を保つ
部屋が乾燥すると、体内や口内の水分も奪われてしまいます。乾燥は肌の大敵。肌のバリア機能が弱まり、痒みを発することもあります。
加湿器を使って乾燥を防いだり、濡れタオルなどを干して部屋をうまく加湿しましょう。おすすめの湿度は60%を目安に。適切な湿度を保って乾燥を防いでくださいね。
症状が良くならないなら医療機関・皮膚科を受診しよう!
セルフケアを色々試しても症状が良くならないなら皮膚科を受診しましょう。一向によくならない背中の痒みは何かほかの病気が潜んでいるかもしれません。
・痒い部分がどんどん広がる
・眠れないほどの激しい痒み
・何をしても一向に改善しない
原因にあった処置をしないと、さらに症状が悪化する恐れもあります。気になる方は早めに皮膚科に相談して原因にあった適切な治療をしてくださいね。